書棚

「ダ・ヴィンチ・コード」読了。

衝動買いしました。 元ネタがキリスト教だけに、あまり馴染みがないわけですが、それでも十分楽しめました。 なるほど、これは確かにヴァチカンの皆様はあまりいい顔はしませんでしょうな。 20日から公開される映画も楽しみです。

「屍鬼(5)」読了。

そして遂に破滅が訪れる。 “狩人”敏夫の反撃が始まる。 一旦異物の存在を認めた村は、その団結力をいかんなく発揮して屍鬼を排除していく。 まさに大逆転、ということで爽快感を感じてもいい展開なのですが。 むしろ感じたのは切なさだったりします。 屍鬼は…

「屍鬼(4)」読了。

ようやく5巻を手に入れたので、4巻を再読、読了。 敏夫がついに一線を越えてしまいました。 淡々と研究作業を進める彼の姿は、いよいよホラーとしての本領発揮という感じ。 敏夫の行為は同時に、静信との間に決定的な溝を生じさせる結果に。 数少ない“狩人…

「スイッチ」読了。

「屍鬼」5巻が見つからないので、4巻を読むペースを落として、先にこっちを読んでみたり。 うーん、やっぱりこの人のホラーはいまいち波長が合わないのかも。 最終的な話の着地点が見えないまま話が進むのもありだと思うし、怨念の目指す復讐の内容のえげ…

「屍鬼(3)」読了。

遂に奴らが牙を剥く。 事ここに至ってタイトルの意味が判明。 真相に気付いた静信・敏夫、夏野・かおり・昭の元に“起き上がり”達の魔の手が迫る。 絶対的に不利な状況の中、周囲の人間から徐々に切り崩されていく彼ら。 そして遂にあの人までが…。 ようやく…

「屍鬼(2)」読了。

徐々に加速する“伝染病”による死者、それと時を同じくして増える真夜中の引越し。 死、そして家移りという形で徐々に間引かれていく外場村。 その一方で結城/小出夏野の元には“窓の外からの視線”が再び戻ってくる。 一体何が起きているのか誰も把握できない…

「屍鬼(1)」読了。

前々から読みたいと思っていたのですが、なかなか縁がなかったこの作品。たまたま立ち寄ったブックオフで100円だったので買ってみました。 全5巻構成ということで、物語もじわじわゆっくりとしたペースで進んでいきます。 最初に物語の舞台である外場村の祭…

「カウンセラー」読了。

「催眠」「後催眠」に続く、嵯峨敏也が主人公のシリーズ第3作。 岬美由紀の「千里眼」シリーズとは違い、こぢんまりとした印象のあったこのシリーズですが、今回はちょっと血なまぐさい描写も入ってます。個人的には前作までの「殺人のないサイコサスペンス…

「二重螺旋の悪魔」読了。

二重螺旋の悪魔〈下〉 (角川ホラー文庫)作者: 梅原克文出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る二重螺旋──即ちDNAの“中”に潜んでいた存在と人類との戦い。 まさに戦い、戦い、戦い…

「自由殺人」読了。

ある日突然時限爆弾を手渡され、何日の何時に爆発するから警察に通報するなりどこかに置いてくるなり自由に扱っていい、と言われたら。 これまたホラーというよりはサスペンス調に展開する話。 が、多分本当に怖いのは、この作品のその後の世界ではないかと…

「アリス ─ Alice in the right hemisphere」読了。

「レフトハンド」を書いた人の作品。 今回も、とある研究所で68人もの人間が倒れ、うち17人が死亡、残り51人中49人は意識が戻らず、たった2人の回復者も真の意味で回復しきれなかった…というハザードの描写から始まり、すわバイオハザードかケミカルハザー…

「アンダー・ユア・ベッド」読了。

「ベッドの下に潜む男」─有名な都市伝説の一つにもありますが、この話に登場するベッドの下の男は、斧も鎌も持ってません。 一人称視点と第三者的な視点での語りが織り交ぜられており、読んでいる方も視野がその分限定されるのが効果的でした。 ホラーという…

「レフトハンド」読了。

LHV(Left Hand Virus):感染すると左腕が肥大し、最終的には宿主の心臓を引きちぎって左腕だけが別の“生物”として動き回るウィルス。 いわゆるバイオハザードものですが、相手にするのが目に見えないウィルスだけでなく、“左腕”─銃器が不可欠なほど大きいと…

「ついてくる」読了。

何というか、端々に筆者の押し付けがましさのようなものが感じられて、読んでいて引っかかりました。 こういうのは、最初に読んだ時の違和感が後々になって伏線だった事に気付くのが醍醐味なのに。 地の文に「じつはそれは事の真相に迫る重要な疑問だった」…

「オリフィス」読了。

オリフィス (角川ホラー文庫)作者: 保科昌彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/11メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る人の命の時間を刻む砂時計。 何の因果かその砂時計を手にしてしまった刑事にもたらされる苦悩と恐怖。

「蒼い瞳とニュアージュ」読了。

蒼い瞳とニュアージュ (小学館文庫)作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る嵯峨敏也、岬美由紀に続く、第三のカウンセラー、一ノ瀬恵梨香登場の巻。 美由紀の超人ぶりに慣れ…

読了。

ベルセルク (28) (Jets comics)作者: 三浦建太郎出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2005/02/28メディア: コミック購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (124件) を見る前半は黒一色って感じ。相変わらずのガッツの強さに拍手。 後半ヴリタニスに到着…

読了。

陰陽師 生成り姫 (文春文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/07/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (49件) を見る「陰陽師」シリーズ初の長編。 博雅と徳子の最後に交わす会話が切ないです。

読了。

黒い家 (角川ホラー文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/12/10メディア: 文庫購入: 38人 クリック: 500回この商品を含むブログ (184件) を見るこれは、怖い。 ホラーであるかどうかは意見の分かれるとこかも知れませんが、怖いのは確…

読了。

奇譚草子 (文春文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/02/10メディア: 文庫 クリック: 27回この商品を含むブログ (10件) を見る夢枕獏の掌編集。 表題にもなっている「奇譚草子」が結構ぞくっとさせられました。 怪談も、小説で読む分には…

読了。

千里眼/マジシャンの少女 (小学館文庫)作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (20件) を見る「千里眼」岬美由紀、「マジシャン」里見沙希、「催眠」嵯峨敏也の揃い踏みが売り…なんだけど、沙希と嵯峨はほ…

読了。

千里眼 メフィストの逆襲 (小学館文庫)作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る千里眼 岬美由紀 (小学館文庫)作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/06メディア: 文庫 クリック…

読了。

文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/09/12メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (110件) を見る文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社…

読了。

百鬼夜行 陰 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (65件) を見る人形はライブハウスで推理する (講談社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 講談社発売日: …

購入。

人形はライブハウスで推理する (講談社文庫) あの「人形」シリーズの続刊が。思わず買ってしまいました。 試験に出るパズル 千葉千波の事件日記 (講談社文庫) いつのまにか「QED」シリーズも文庫化されてるし。 文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫) 文庫…

読了。

一夢庵風流記 (新潮文庫)作者: 隆慶一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1991/09/30メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 144回この商品を含むブログ (78件) を見るふと思い立って再読。 慶次と直江山城の友情の件が大好き。

読了。

こちら魔法探偵社!―マジカルランド (ハヤカワ文庫FT)作者: ロバートアスプリン,水玉蛍之丞,Robert Asprin,矢口悟出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る魔物をたずねて超次元!―マジカルランド (ハヤカ…

読了。

宮廷魔術師は大忙し!―マジカルランド (ハヤカワ文庫FT)作者: ロバートアスプリン,Robert Asprin,矢口悟出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1998/06/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る大魔術師も楽じゃない!―マジカルランド (ハヤカワ文庫FT)…

読了。

空からの落とし物―ハイパーT&Tリプレイ (角川文庫―角川スニーカー・G文庫)作者: 安田均,北沢慶,グループSNE出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/04メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るやっぱりハイパーT&Tはよく分からない…。…

立ち読み。

週間少年サンデーの「うえきの法則」が今回で最終回。 “神”によって特殊能力を与えられた少年少女が、お互いの能力を駆使しつつ頂点を目指す、というこう書くとすっげぇアリガチな少年漫画なんですが。 福地翼さんの絵柄と、設定の上手さ、それぞれのキャラ…