「屍鬼(4)」読了。

ようやく5巻を手に入れたので、4巻を再読、読了。
 
敏夫がついに一線を越えてしまいました。
淡々と研究作業を進める彼の姿は、いよいよホラーとしての本領発揮という感じ。
敏夫の行為は同時に、静信との間に決定的な溝を生じさせる結果に。
数少ない“狩人”たちが分裂していては勝ち目はない気がします。
 
一方、屍鬼たちの方にもいろんな事情があるようで。
起き上がった事を解放と感じる者、戒めと感じる者、罪と感じる者、罰と感じる者。
起き上がる前の記憶が無ければいっその事楽だろうに…。