『HERO 英雄』

見たい見たいと思いながら、結局見逃していた作品。
9時前後はなんだかバタバタしてたんですが、パ・リーグのプレーオフ第4戦の中継が延長されたおかげで、ゆっくり見られました。
　
ストーリーやワイヤーアクションや演出（特に色彩の使い方）は、この際置いておきます。きっと他の方が書かれるでしょうし。
感じたのは、「慣れ親しんだ漢字を使った名前のメッセージ性の強さ」。
戦災孤児のため名付けられた自らの名を知らない“無名”。
剣を極め、その為に秦王殺害を思いとどまり、また無名の暗殺計画を止められないと知り彼に自らの剣を渡し全てを託した“残剣”。
その剣の一振りによる剣風は、降り積もる木の葉（そして場所が場所ならきっと降り積もった雪も）をも舞い上がらせるであろう技の持ち主“飛雪”。
幼い頃から残剣に仕え、彼より受けた徳と技によって輝きを得る“如月”。
正に名詮自性。
これが他の言語だとこうもダイレクトに伝わってこないのではないでしょうか。
他の言語圏の方だとやっぱりピンと来ないんじゃないかと。
　
女優さん２人がお綺麗でしたね。
飛雪役のマギー・チャンはクール・ビューティ（ちょっと顔立ちが宝生舞に似てる気がする）、如月役のチャン・ツィイーはチャーミングな感じで。
今公開されている『LOVERS 謀』も出来たら見たいところですが…多分無理だろうなぁ。