「ウォーターボーイズ2」最終回。

なんだかんだで何回か見逃してしまっていたこのドラマ。
でもやっぱり最終回くらいは見ないと、と思って見てみたんですが。
………
なんですか、あの「恋愛シミュレーションゲームで中途半端にフラグが立っちゃって、結局誰とも何にもならないぬる〜いエンディング」みたいな展開は?

  • せっかくだから男子みんなでやろう、という事で32人全員集まったはいいけど、体がかたいわ、ろくに泳げないわで使いどころに困る初心者が7人。さぁどうする?
    • 夜の自主練であっさりレベルアップ、公演には全く無問題。
  • 念願の学園祭公演が決まってはしゃぐボーイズをよそに、インターハイ直前のプレッシャーにかなりナーバスになってる前生徒会長バカヨ大場加代(浅見れいな)。岩ちゃん(小池徹平)の差し出したシンクロ公演のチケットも突っ返すくらい。
    • 肝心のインターハイの模様は一切映し出されず、夏子先生(山口紗弥加)の説明科白であっさり敗退した事にされる。
  • 以前から栞(石原さとみ)が気になっていた洋介(中尾明慶)、シンクロ公演のチケットを渡そうとするが…
    • 彼の気持ちには全く気付いていない様子の栞にあっさり話を逸らされ、結局最後まで思いを打ち明けるチャンス無し。
  • いよいよ学園祭当日。お客さんの入りも上々、さぁやるぞ!
    • いきなりの台風襲来で学園祭そのものが中止。そのどさくさで泳吉(市原隼人)は栞のオリジナル曲が演奏される吹奏楽部の演奏会も聞きそこねる。
  • 週明けには別の学校へ転勤となってしまう乙女先生(金子貴俊)の為にも、シンクロ公演だけでもやりたいと校長先生(キムラ緑子)に直談判に行くボーイズ。だが、学校は翌日統一模試の会場となっており、とても公演は無理な状況。困った!
    • 一教師のはずの夏子先生が校長先生を差し置いて教育委員会に連絡、別の学校に会場を移してもらえる事に。
  • 頑張って泳吉にアプローチしていた梢ちゃん(鈴木えみ)だが泳吉と栞の様子を見ているうちに諦めてしまい、身を引く決意をする。以前あげた亀のお守りを泳吉から返してもらい「ほんとに泳吉君のこと好きだって思われたら困るし。じゃ、バイバイ」とぎこちない笑顔を見せる。
    • 泳吉、あっさり「うん、じゃバイバイ」と去っていく。お前は、お前というやつはぁ〜っ!!
  • 泳吉の母の命日という事で日本に帰ってきていた父親泳太郎(矢島健一)、仕事が忙しくて学園祭公演は見られないまま東京へ…行くはずだったが、台風のせいで予定が狂い、もう一泊大原家にお世話になることに。
    • が、翌朝早く東京へ。結局シンクロ公演は見てもらえずじまい。
  • とにもかくにも、シンクロ公演当日!全員一丸となってやり遂げるぞ!
    • 粕谷コーチ(佐野史郎)、公演をろくに見ずに立ち去る。ボーイズも「コーチいなくない?」「いいよ、頑張ろう」くらいのノリで放置。
  • 男の裸が苦手な晴香先生(井上和香)、でもシンクロ公演は見たい!
    • 出会い頭に粕谷コーチとぶつかり、倒れかけたところをコーチに抱きとめられる。いつもどおり気絶するが、そのショックがいい方に転んだのか男嫌いが治る(笑)プールサイドでは一番ノリノリ(死語)で、むしろ周りをヒかせる。
  • 立ち去る粕谷コーチを見つけ、追いかける夏子先生。過去のドーピング事件に始まった二人のわだかまりも解ける。
    • そのシーンの間肝心のシンクロの方は音楽のみ。これは上記の晴香先生とコーチのシーンでも同じ。おかげでシンクロは細切れで放送される状態に。てか、その和解も夏子先生の先輩(原沙知絵)が自分でドーピングしちゃった、という告白であっさり。てか、その先輩に対しての怒りは無いのか?
  • 無事シンクロ公演も終わり、その夜、栞が泳吉のためだけにオリジナル曲を演奏して聞かせる。
    • 途中でBGMがかぶり、結局最初の数パートしか聞けなかった。んで、結局泳吉も栞もお互いに気持ちを打ち明けられず。
  • 父親のいるニューヨークへ行く泳吉の為に、ボーイズやバカヨ、梢ちゃんでビデオメッセージを作成、残るは栞のメッセージのみ。
    • 泳吉がいきなり家を出てしまったため、栞のメッセージは録れないまま手渡す羽目に。
  • 最後の最後、電車のドアを挟んで言葉を交わす二人
    • 栞「Tシャツ裏返しだよ」泳吉「え?(慌てて脱ごうとするが荷物を肩からかけてるため脱げず…てか、ここ電車なんですけど)いいや、裏返しのままで」という会話に時間を食いすぎ、結局ほとんど何にも言えずにお別れ。おいおい、それじゃ何のために梢ちゃんは身を引いたのさ?


思い出すだけざっと並べても、これだけの突っ込みどころが。
どうしましょうかね、このぐだぐだ感…。
良かったのは、シンクロの5段やぐらのシーンと、梢ちゃんこと鈴木えみくらいですか。鈴木えみは最近お気に入りです。ヒロインの石原さとみより好み。
シンクロの途中、仙一(斉藤慶太)&佐野(木村了)のラブコールwに対し「あっかんべぇ」してみせる梢ちゃんがかわいかった(*^_^*)
…はっ。これがウワサの“萌え”って感覚…?(←バカ)


最後、みんなの今後を暗示するようなちょっとしたシーンがあったりするともっと良かったかも。
例えば…

  • 父親を訪ねてニューヨークへやってきた泳吉。が、いつもどおりのおっちょこちょいぶりでまんまと迷子に。当然英語もろくに喋れず、ボディーランゲージで必死に道を尋ねる。
  • 音大入学へ向けて、クラリネットの練習に励む栞。仕事帰りのお父さんが家の前まで来てその音色を耳にし、微笑を浮かべる。
  • 大学入試へ向けて受験勉強に励む洋介。
  • 新しい顧問である夏子先生の指導のもと、新体制で頑張るシンクロ部。中心は岩ちゃんと佐野。
  • 図書館で遅くまで受験勉強していたバカヨを、入口まで迎えに来ている岩ちゃん。2ケツで帰る2人。
  • 新しい赴任先で、シンクロ部設立に燃える乙女先生。

などなど。
…あれ?仙一と梢ちゃんは?(^_^;)

ま、なんにしても、これでお終いと思うと少し寂しい気もします。
とはいえ、全体としては結局前作の縮小再生産になっちゃったので、3はいりませんけどね。
てか、来年は「スウィングガールズ」で来そうな予感が(笑)